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NEXT+開発記 第7話

集客力を診断する方法|96サイトを実測したら、9割が同じ場所でつまずいていた

この記事は、相互送客プラットフォーム「NEXT+」の運営者が、実際の運用データと実体験に基づいて書いています。

96サイトの集客力診断で「できていなかった」項目の割合。llms.txt未設置90%、RSSなし65%、構造化データなし63%

「うちのサイト、集客力あるのかな」——この問いに、感覚で答える必要はありません。集客力の大部分は、公開されているページのデータから機械的に測れます。

この記事は、一般論のチェックリストではありません。私たちはサイト集客力診断という無料の採点ツールを運営していて、この記事を書いている時点で96サイト・113回分の実測データが手元にあります。さらにこのツール自体を、クラウドワークスで98人に使ってもらって感想を全部もらうというテストをしました。その実データだけで書きます。

結論を先に

問い 答え
集客力は測れるのか 測れる(公開データから機械的に採点できる)
96サイトの平均点は 66.1点(100点満点。最低27点〜最高95点)
一番できていなかったことは AI検索対応(llms.txt未設置が90%)
逆にほぼ全員できていたことは https化(98%)・タイトル設定(88%)
「集客力診断」サービスの注意点 3タイプある。実測せず質問に答えるだけの型と、診断結果が営業電話とセットの型が多い(後述)

「集客力診断」には3タイプある(先に見分け方)

「集客力 診断」で検索すると診断サービスがいくつも出てきますが、実際に上位のサービスを一通り確認したところ、仕組みは3タイプに分かれていました。

タイプ 仕組み 向いている人
自己申告型 「SNSをやっていますか?」等の質問に自分で答えると点が出る 現状整理をしたい人(ただしサイトの実物は見ていない)
営業フォーム型 会社名・連絡先を送ると、後日レポートと営業の連絡が届く 業者に発注する前提の会社
実測型 URLを入れると、実際のページを取得してその場で採点する まず現状を数字で知りたい人

どれが良い悪いではなく、「診断」という同じ名前で中身が全然違うので、そこだけ知ってから選んでください。自己申告型は自分が知らないこと(構造化データの有無など)は測れませんし、営業フォーム型は診断がリード獲得(見込み客集め)の入口です。

この記事のデータは3つ目の実測型(サイト集客力診断・登録不要)で取ったものです。

96サイトを実測した結果

まず全体像です。113回の診断(96の異なるサイト)の分布はこうなりました。

ランク 点数帯 件数 割合
S 85〜100点 16 14%
A 70〜84点 33 29%
B 50〜69点 43 38%
C 0〜49点 21 19%

**平均は66.1点。一番多いのはBランク(50〜69点)**です。診断したのは個人ブログから大手プラットフォームまで様々で、大手でも90点台に届かないサイトが普通にありました。

分野別の平均得点率を見ると、どこで点を落としているかがはっきり出ます。

分野 平均得点率
信頼性(https・運営者情報) 87%
モバイル・速度 80%
基本SEO(タイトル・説明文など) 74%
SNS対応(OGPなど) 62%
AI検索対応 54%
流入経路の多さ 52〜73%

上3つと下2つの差が、この記事の一番大事な発見です。**httpsやタイトルのような「昔からのSEO」はもうほぼ全員できています。差がついているのは「AI検索から見えるか」と「検索以外の入口があるか」**の2つだけです。

できていなかった項目ワースト10(96サイト実測)

項目単位で「0点だった割合」を並べます。

順位 項目 できていなかった割合
1 llms.txt(AI向けのサイト説明) 90%
2 RSS/フィード 65%
3 構造化データ(JSON-LD) 63%
4 SNSへの導線 44%
5 Twitterカード 42%
6 サイトマップ(robots.txtへの記載) 40%
7 正規URL(canonical) 38%
8 見出し(h1) 34%
9 ページの軽さ 31%
10 OGP(シェア時の見た目) 27%

逆に、ほぼ全員ができていたのは常時SSL(98%)・検索インデックス許可(99%)・ページタイトル(88%)・AIクローラーの受け入れ(88%)でした。

つまり集客力チェックリストの記事によくある「タイトルを設定しましょう」「httpsにしましょう」は、**2026年のいま読む価値がほぼありません。みんなもうできているからです。**時間を使うべきはワースト3です。

ワースト3の直し方(今日できる)

1位: llms.txt(未設置90%)

ChatGPTなどのAIがサイトを理解しやすいように、サイトの説明をまとめたテキストファイルです。サイトのルート(https://あなたのサイト/llms.txt)に置くだけで、書式はただのMarkdownです。

# サイト名

> 1〜2文でサイトの説明。誰向けに、何を提供しているか。

## 主なページ

- [ページ名](URL): 説明
- [ページ名](URL): 説明

まだ対応サイトが10%しかないからこそ、先に置いた側が「AIに引用される側」に回れる、いま一番割のいい施策です。

2位: RSS/フィード(なし65%)

WordPressなら /feed/ が最初からあります(テーマがヘッダーに <link rel="alternate"> を出しているか確認)。それ以外の自作サイトでも、更新一覧をXML1枚出すだけです。RSSは古い技術に見えますが、フィード購読アプリ経由の読者は検索と無関係に毎回来てくれる入口になります。

3位: 構造化データ JSON-LD(なし63%)

ページの種類(記事・店舗・FAQなど)を検索エンジンとAIに機械可読で伝えるタグです。<head> に1ブロック足すだけで、WordPressならSEO系プラグインが自動で出せます。

自分のサイトを測ってみる(1分・登録不要)

ここまでの数字は全部、サイト集客力診断で測ったものです。URLを入れると、上の全項目をその場で採点して100点満点で返します。登録不要・無料で、連絡先も聞きません(営業フォーム型ではありません)。

採点はAIの気分ではなく固定ルールで決まるので、同じサイトなら誰がいつ測ってもほぼ同じ点になります。採点基準は全項目公開しています

この診断を98人に使ってもらって、直した話

最後に、このツール自体の話を少しだけ。公開直後にクラウドワークスで「使って感想をください」というアンケートを98人分集めました。

  • 最初のバージョンは、結果画面の下の自社サービス案内を**「広告っぽい」と答えた人が30%**いました。案内を控えめな1行に直したら、8%まで下がりました
  • 「専門用語がわからない」という声が7件以上。全17項目に一言のかみ砕き説明を付けました
  • 「何点からAランクなの?」という指摘で、ランク境界の表示を足しました

つまりこの診断は、96サイトの実測と98人の感想で作られています。あなたが診断すると、そのデータがまた次の改善の材料になります。

まとめ

  • 集客力は感覚ではなく、公開データから実測できる
  • 96サイトの平均は66.1点。基本SEOはみんなできていて、差がつくのはAI検索対応と流入経路
  • 今日やるならワースト3: llms.txt(未設置90%)→RSS→構造化データ
  • 「集客力診断」サービスは自己申告型・営業フォーム型・実測型の3タイプ。目的に合わせて選ぶ

診断で弱点がわかったら、次は入口を増やす番です。ブログの集客手段を実測で比較したブログ集客のやり方まとめも参考にしてください。

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